先輩教えて!
けんひろのこと
- インタビュアー
- あゆ
- インタビュイー
- Rさん
Rさん
地域創生学部 地域創生学科
地域文化コース2年
(韓国 出身)
- インタビュー日
- 2021.4.9
過ごした環境から文化への興味をもつように
- あゆ
- それではインタビュー始めていきたいと思います。まずけんひろと地域文化コースを選んだ理由を教えて欲しいです。
- Rさん
- 最初は私立大学を目指して猛勉強してたんですけど、正直に言うと落ちちゃったんです。私立大学の面接が終わって国立と公立の面接が残っていたんですけど、学校を探したときにちょうど自分が世界遺産や文化財、文化について興味があったんですね。それで関連がありそうな学科を探してみたら、けんひろの地域文化コースが見つかった感じです。
- あゆ
- 世界遺産や文化等にはどういうきっかけで興味をもったの?
- Rさん
- やっぱり自分が住んでいたところが文化的にも有名なところだったのが一番の理由です。自然と文化財について関心をもって、文化に対する価値とかを知りたかったり、韓国のだけではなくて色々な国に行って文化的な遺産とかも見たりしたいなと思いました。
専攻関連の授業について
- あゆ
- 自分が過ごした環境によって世界遺産や文化に対して興味を持つようになったんだね。次の質問なんだけど、一年生の時はどんな授業を受けてたの?
- Rさん
- 地域文化コースの中でも二年生の後期になったら「多文化共生」と「文化継承」の二つの専攻に別れるんですけど、その前の一年生と二年生前期の段階で「多文化共生入門」と「文化継承入門」の授業があります。私はどちらも気になっているので両方取る予定です。例えば一年生時の文化継承入門では日本とその隣にある東アジアの関係だったり、昔に交流していた資料を元に外国との交流について学びました。また地域というテーマで文化の継承を色々な視点から学んで、特に地域のまちづくりについてが印象に残っています。二年生前期での入門授業は、多文化共生だと英米に関わる分野全体と、文化継承では「地域まちづくり論」という授業が気になっています。二年後期に専攻という重要な選択があるので、今回の入門授業を通して両方とも頑張っていきたいです。
あと私自身は取っていませんが、地域社会と言語という授業は友人から聞いた話だと、若者言葉についての辞書を作ったそうです。言葉の解説や例文を調べたり書いてたりして、作成に取り組んでいました。
学べる分野もさまざま
- あゆ
- 色々なことが学べて面白そうだね。特に印象に残った授業はある?
- Rさん
- 全然専攻とは関係無いのですが、スポーツ実技の授業です。今までずっとコロナで家から出た記憶があまりないんですよね。家にいて全然動かずに座って動かなかったです。でもこの授業のおかげで運動できるようになりました(笑)。みんなで事前に計画を決めて、それに基づいて家で各自ストレッチやヨガをし、その後それによってどういう効果があったのかについてレポートを書いて提出しました。
- あゆ
- 地域文化コースで入ったけど違う分野の授業も取れるって面白いね。
次の質問なんだけど、扱うテーマや授業内容の点で高校と全然違うと感じた授業はある?
- Rさん
- 教育学概論です。高校時代の時は自分が生徒だったので、生徒の立場として先生について考えたり、学校や先生は何であんな行動するんだろうと、嫌なことを考えたりしてました(笑)。でもこの授業を取って、学校は本当はどういう場所なんだろうとか、あと韓国の学校と日本の学校とかはどう違うか、教育制度はどうなっているかなどについて学びました。日本の昔の教育制度も学んで、その人が頑張って生徒たちを集めて教えてあげていたんだなと思ったりして、意味深かった授業でした。
責任感をもって
- あゆ
- ちなみに勉強面で高校と違うと感じたことはある?
- Rさん
- 違いでいうと課題をやる時にパソコンを使う頻度が多くなりました。レポートをそれで書くから、本当にペンを使って紙に書く機会がなくなりましたね。あとは高校とか中学校の時代は自分で考えてたことや自分が本当にやりたくてした勉強じゃなくて、先生とか周りの大人に言われたことをするのが多かったんですよね。でも大学に入ってからは、締め切りはあっても自分の責任になりますね。
- あゆ
- 確かに責任の度合いは結構変わってくるよね。レポートを何日まで出してねって言われて、出さなかったら終わりみたいな(笑)。だからこそ自分で自分を管理することが大事だよね。
グループワークを通して積極的に
- あゆ
- 大学に入ってからの一年間を振り返って、自分の考え方や物事への取り組み方は変わった?
- Rさん
- 積極的になりましたね。高校時代にはみんなの意見が良いと思ったりしてたんですけど、大学に入って全体での意見を出さなければならない授業が多いから、自分の意見に自信を持つようになったことが良くなった所だなと思っています。
- あゆ
- それはやっぱり授業をうけて、グループワークだったり課題とかをやっていく中で自然とそうなっていたみたいな感じ?
- Rさん
- そうですね。みんなも「それはそうだなあ」と言ってくれるし、リアクションが良くて、それで自信が出てくるようになりました。でも自分の意見を言うときはやっぱり緊張するんですが、それは仕方ないかなと思って、一旦忘れます(笑)。
今後やってみたいこと
- あゆ
- すごいね、頑張ってきたんだなあっていうのが伝わってきた!ところでさっき文化遺産や文化について興味を持ってるって言ってくれたけど、今後こんなこと勉強したいとか、やりたいことはある?
- Rさん
- 今のところは文化的な場所で働きたいなと思っています。観光面で働くこともいいと思いますけど、今は空港で働きたいなと思っています。日本でも他の国の空港でも働きたいなと思っていますし、他の国に行くようになったら文化遺産とかを見る機会は増えるかなと思っています。色々な国に行ってその文化財を見たり、美術館に行って作品をみたり、そういう経験をして知識を得ることで、文化の継承に貢献することにつながればと思っています。あと一応日本の大学に通っている以上韓国ではそんなに働きたくないなと今は思っているので、日本で働くことをメインに考えています。
- あゆ
- 本当に日本が好きなんだね。インタビューはこれで以上になります。ありがとうございました。
インタビューを終えて
Rさんは地域文化コースですが、自分の専攻するコースとは異なる分野の授業も受けることができるのは面白そうですね!一つのことだけではなく幅広い分野が学べるのはけんひろならではの魅力だなと、話していて思いました。改めて今回はインタビューに協力してくださりありがとうございました!