フィールド科学実習IIにおける学生の地域協働
地域と連携を図りながら,地域課題の解決やイベントなどの企画?実行を実践的に学ぶ。
本科目は,2年次に通年で配当される学科専門基礎科目(必修)です。当学科の特色である実践的な学修プログラムの一つです。 地域連携を通して「対課題」,「対人」,「対自己」を考えることで,高い行動力を身につけることにつながります。
小規模水耕栽培を使用した作物生産 その2 収穫編
今回の紹介は,庄原市内の幼稚園,小?中学校,高校に簡易水耕栽培装置を持ち込んで3週間の水耕栽培を体験して食の大切さを一緒に考えて行く取り組みについてです。
今回は11月下旬(下記リンク参照)に設置した簡易水耕栽培装置を使った取り組みの続編になります。
「しょうばらようちえんのみなさん,へやのなかで げんきにそだった やさい は おいしかったですか? たのしかったでしょうか?」
【参加者】学生2名,連携:庄原幼稚園 の皆様
当日の収穫と,その後のランチの様子です。子どもたちが一生懸命に収穫してくれました。 ランチの一品として 食べてくれています。まさに体験型の学修ですね。 ※写真は許可を頂いて掲載しています。
今回取り組んでくれた学生の気づきを紹介します。
【11月設置時】
装置組み立てについては,組み立てはパイプを接合部品にはめるだけととても簡単で、大きなプラモデルを組み立てているような感覚でした。
園児のみなさんと接してみて,最初はどんな反応をされるか心配でしたが,興味津々といった様子で苗の定植も楽しんでもらえていたと思うので安心しました。また,「なんで赤や青の光を使っているの?」という質問が出てきたことに驚きました。子供の何でも知りたがる好奇心というのはすごいなと思いました。
【12月収穫後】
定植時期が11月の半ばと寒い時期で収穫予定日が一週間ほど伸びてしまい,ちゃんと大きくなってくれるか心配でしたが,収穫日にはしっかりと成長しており嬉しかったです。
園児のみなさんも毎日葉の大きさを確認して日々大きくなっていくのを喜び,収穫の日を楽
しみにしているようでした。みんなレタスを引き抜き,今までプレートで見えなかった根が増えて長く伸びていたことに驚いていました。「ヒゲみたい」「かわいい」といった感想があり,喜んでもらえたのでとても嬉しかったです。
子どもたちに栽培技術や食の大切さを伝える意味を実感したようですね。今後も積極的に取り組んでくださいね(担当者)。