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坂本千晶 (助教,作業療法士)
臨床では,「何らかの課題を抱えて入院することになった認知症のある人とその家族に対する退院支援」「統合失調症の人に対する認知機能改善療法における作業療法の視点を生かした独自のプログラム開発」に取り組んできました。
現在は上記の研究を継続しつつ,認知症のある人の活動の質評価(Assessment of quality of activities:A-QOA)の臨床応用における研究に従事しています。また今後は,誰もが暮らしやすい街づくりを目指し人々が繋がるコミュニティカフェに関心があるため,研究へと発展させたいと考えています。
2021年度は,西田ゼミに3名の学生とともに在籍しています。
1)認知症の人がよりよい生活を送るため,家族に必要であると明らかになった技能?知識?動機付けを習得する教育プログラムの効果検証
2)上記,教育プログラムを通した事例の検討
3)地域在住の認知症のある人が生き生きとするための活動探索訪問支援の実践(事例報告)
これらについて,一緒に学びを深めています。