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所属: 保健福祉学部 保健福祉学科 作業療法学コース 職位:助教 学位:修士(保健福祉学)
研究室:県立広島大学三原キャンパス3407研究室
E-mail:ikeuchi@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/k-ikeuchi
研究室Web:/site/healthandwelfaref/ikeuchizemi2021.html
高齢者に身近な疾患であるがんや脳卒中になった人の生活の質を多職種で支援することについて,研究をしています。
(1)がんの人のライフゴールの質を測定する新規評価法の開発,(2)地域在住のがんの人に対する目標指向型教室の開発,(3)脳卒中を発症した人を担当する作業療法士が作業基盤の実践を学ぶ教育プログラムの開発
研究コンセプトは,がんや脳卒中と診断され,辛い治療を経験した後でも,自分らしく活き活きと生活できることに貢献できる評価方法や支援方法を開発することです。具体的には,「がん治療を受けた人が地域で不安なく生活するにはどうすれば良いか」,「脳卒中になった人が発症後早期から好きな作業を行うにはどうすれば良いか」,という問いに対する研究にチャレンジしています。大阪府,岡山県,広島県,島根県,山口県各地の病院や福祉施設に勤務する医療?福祉の専門職と研究ミーティングを定期的に行いながら,これらの研究を進めています。
私は県立広島大学を卒業後,病院勤務を経て本学の教員になりました。病院勤務時には本学の大学院も修了しましたので,6年間教育を受けた大学で将来の作業療法士の育成に携わっています。
担当している主な授業は「がんや脳卒中などの身体障害を持つ人への作業療法」です。国家試験や臨床実習に役立つ内容はもちろんのこと,県立広島大学を卒業して病院勤務を経験した作業療法士として,私が実際に経験したことを授業で伝えられるよう,努めています。
地域?社会と連携して進めたい内容は以下の通りです。
▶︎地域で暮らすがんを持つ人が自分らしい目標を持てる契機の創出
▶︎地域で暮らすがんを持つ人の支え合いの場の創出
▶︎がんになった人の生活を支援するための多職種連携の質の向上
認定作業療法士,Assessment of Motor and Process Skills(AMPS) 認定評価者,がんのリハビリテーション研修 修了
がん,脳卒中,作業療法,ライフゴール,生活の質