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県立広島大学(学長:森永 力,広島市南区)は4月2日(日),G7広島サミットを記念した模擬国連広島大会を開催いたしました。「気候変動対策と開発というトレード?オフをいかにして打開するか」というテーマで開催された本イベントには,高校生を中心に大学生や社会人など,合計48名の方にご参加いただきました。
アイスブレイキングが行われた後は,まず5?6人が1グループとなり,気候変動を考えるボードゲーム「KEEP COOL」を行いました。「KEEP COOL」では,1人ずつが世界の各経済地域1つを担い,他の地域と経済や環境に関する交渉を行いながら,自分の担当地域の勝利を目指します。
その後,模擬気候変動締約国会議(COP27)が開催され,議定書案(KEEP COOLでの全員負けを防ぎ,担当地域の勝率が上がるような追加ルール)について話し合われ,各地域によるスピーチが行われた後,参加者は他の地域との交渉?議論を行いました。
参加者同士の交渉?議論の結果,提出された議定書案は全部で3件あり,そのうち2件の議定書案が全会一致で見事採択されました。
参加した高校生からは「様々な立場の異なる意見を持つ人との話し合いは簡単には進まず,物事を進めることの難しさや重要さを体感することができた」「今回の模擬国連を通じて国際問題に対して興味を持ったので,今後も調べたい」といった声が寄せられました。
G7広島サミット記念イベント「第9回模擬国連広島大会」開催概要
日 時:2023年4月2日(日)13:30~
会 場:県立広島大学広島キャンパス2451講義室(広島県広島市南区宇品東一丁目1-71)
対 象:高校生?大学生
参加費:無料