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今回の第5回から第7回までは,マーケティングについての講義です。
第6回は,カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校の渋谷祐司特任教授による,「イノベーションの前線シリコンバレーの最新情報」についての講義です。
景気がいち早く回復しつつあるシリコンバレー及びその周辺地域では,ネットワーク化された各種活動が生成する莫大なデジタルデータを活用して,各種イノベーションが進んでいます。これらイノベーションに共通する促進要因を探るため,21世紀でこそ可能な要因とともに根本的な要因も紹介しながら,イノベーションを目指す受講生の参考となることを目標として講義が行われました。今回は特別に,「起業家のためのマネジメント専門講座」の受講生も出席する合同講義となりました。
講師 | 講義風景1 |
講義風景2 | 講義風景3 |
第7回は,東洋大学の島川崇准教授による「マーケティングの実践と消費者購買行動」についての講義です。
2000年代初頭の一般家庭におけるインターネットの普及,そして2010年代のソーシャルメディアの普及,モバイル端末の進化,位置情報データの活用で,企業と消費者との関係は以前に増して急速に多チャネル化が進んでいます。商品/サービスの質や価格での差別化が難しくなってきた中,今の消費者は商品を購入することだけに喜びを見出すのではなく,「商品を手に入れ,利用するプロセス全体」に喜びを求めるようになっているのです。講義では,このような消費者の購買行動における価値観の変化が企業のマーケティング活動にどのような変化をもたらしているのかを考察しました。
講師 | 講義風景1 |
講義風景2 | 講義風景3 |
4日目受講後のアンケートの中から,受講者の声を紹介します。
第6回について,「海外の例を最新のニュースを交えて教えてくださり,大変勉強になりました。」,「講義の内容に非常にスピード感があり,実際にお聞きしている話以上に頭をフル回転しないとついていけない講義でレベルの高い内容だと感じました。」,「大変刺激になった講義でした。」といった,海外在住の講師による講義が新鮮かつ刺激的だったという声が多く聞かれました。
第7回について,「パワーポイントを使わない講義を久しぶりに受けました。先生の熱意を感じました。」,「レジュメの記載内容が潔く,少ない言葉と耳で伝えようという意志を感じました。」,「マーケティングという切り口から非常にわかりやすく面白い考えさせられる講義内容でした。」といった,講師独自の講義スタイルに満足した受講生が多かったです。
次回は,11月15 日(金)の様子を紹介する予定です。