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県立広島大学では,教育,研究と並び,地域貢献も柱のひとつです。生命科学科では,「食」を通して,地域の方々と研究?開発を行っています。
「生命科学科たべもの発見!!」では,地域と共同で行ってきた「食」の開発やオリジナルの「食」研究を紹介していきます。
庄原市は米の産地です。また,イザナミノミコト伝説も残っています。
そこで,吉野智之准教授は,古代米(黒米)を米粉ではなく,多額の設備投資をしない簡便な方法で液体化する技術を開発しました。この黒米液は,ほんのり甘く砂糖の使用が抑えられ,食物繊維も入っています。黒米液を利用し,食彩館ゆめさくら内の米麦工房21めぐみ(庄原市)と共同で古代米クッキーを開発しました。
「しょうばらいろ」は,庄原や小さいながらもバラ色の未来を,むらさきは液化黒米の色をイメージして,クッキーに名前を付けました。