作業療法学科長メッセージ

作業は生活と人生を豊かにする

 作業療法学科長　西田征治

作業療法士は，その人にとって意味や価値のある大切な活動，いわゆる“作業”を通して人々の健康や幸福を促進するリハビリテーションの専門職です。作業療法は，人の生活や人生に彩りを与え，心豊かに生き生きと暮らすことを支援する，とてもやりがいのある仕事です。近年は，医療機関や介護施設だけでなく，自動車運転免許センターに作業療法士が配置されるなど活躍の場を広げています。

作業療法学科では，人の“作業” を科学的にとらえる目を養い，多種多様な個別ニーズに対し，関連領域の専門職と連携して，保健?医療?福祉の分野でより的確なケアシステムを提供できる作業療法士の育成を目指しています。そのために，医学や作業療法学に関する講義だけでなく，実際に地域の高齢者サロンや就労移行支援施設に出かけたり，附属診療センターの診療に参加したりするフィールドワークを多く取り入れいています。

教員は市町と協働した研究事業や地域貢献活動を多く行っているため，学生はそのような場に参加する機会を多くもつことができるのも本学科の魅力の1つだと思います。

我が国では少子高齢化が進展するなか，作業療法はますます必要とされています。是非，本学科で作業療法士を目指し，ともによりよい社会を作っていきましょう！