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タイトルは「キラキラ☆太陽のチカラ(後編)」!第6回目に続き太陽光発電についてご報告します。今回は,周囲の環境の変化が太陽光発電に与える影響を中心にご紹介します。
前編の最後に,晴れた日の昼と夜の発電電力量の変化をご覧いただきました。
次にご紹介するのは,天気による発電電力量の違いです。晴れていた7月10日(火曜日)と雨だった7月13日(金曜日)の1日の日射量と発電電力量を3時間ごとに合計したものをグラフにして並べてみました。
雨の日には日射量が少なくなるので,発電も少なくなります。7月13日(金曜日)は多くはないですが,11時頃から17時頃まで合計3mmの雨が降りました。晴れの日と比べてみると,発電量がとても少ないのが一目でわかりますね。
次に,季節の違いが発電量に与える影響を見てみましょう。設置後間もない5月と,先月8月の1ヶ月の平均を比べてみます。
一日の平均 | |||
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日射量 | 発電電力量 | 気温 | |
(kWh/m2) | (kWh) | (°C) | |
5月 | 5.5 | 127.5 | 17.3 |
8月 | 5.4 | 27.1 |
それぞれの月の日射量が同程度なのに対し,8月は発電電力量が6.3kWhほど少なくなっています。その要因として考えられるのが気温で,8月は9.8°Cほど高くなっています。
実は太陽電池は気温が上がると発電効率が下がるため,発電量が少なくなってしまうのだそうです。夏は太陽の季節だから太陽光発電も大活躍!と思いきや,実はそうではないんですね。
これから庄原キャンパスは実りの秋を迎えます。気温がぐっと低くなり,太陽光発電も活躍してくれることでしょう。
もちろん節電も忘れずに。
キャンパスを歩いていて見つけたミニ?ECOチャレンジ!
今回で,夏期の各キャンパスで実施しているECOチャレンジの取組の報告は終了です。
このような対策を,学生?教職員が一丸となって取り組めば,大きな効果になると信じています。
引き続き,本学では環境のために,ECOチャレンジに取り組んでいきます。