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私が担当した在宅看護論のオンライン授業の様子をご紹介します。写真は,私が2つの画面を見ながら授業をしているところです。左は授業に参加している学生のアイコンが並び,右は授業で使う資料が表示されています。いつもなら,学生の側まで歩いて行き,質問するところですが,今回はチャットに質問を打ち込みます。すると,学生は私から届いた質問に回答します。学生の回答は,オンライン上で集計され,円グラフとなって表示されます。このグラフを学生と一緒に眺めていると,学生から「みんなと一緒に授業に参加している感じになる」と嬉しい声が聞かれました。その他にも,”手を挙げる“というオンライン上でのパフォーマンス機能があります。私の問いかけに賛同してくれる学生は次々と挙手してくれます。この機能は,教員の私も,学生の顔を見ることはできないけれど,学生と一緒の空間にいるような錯覚を覚えました。
在宅看護論の授業では,学生の皆さんに療養者を“患者”と捉えるのではなく,“疾患とともに地域で暮らす生活者”として捉えることの大切さを伝えています。