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海外留学体験談【長期留学】

印刷用ページを表示する 2023年3月15日更新

オースティンピー州立大学(アメリカ合衆国)留学修了報告

 
参加学生氏名 奥 廉人さん

 私は,米国のテネシー州に位置するオースティン?ピー州立大学に8月下旬から12月上旬までの1学期間留学しました。私の留学での目標は,語学力の向上,異文化体験,現地の友人をつくることでした。留学を長い間楽しみにしていたものの,授業第1週目は,何もかもが不安でした。講義は,内容どころか課題の設問の意味が分からず,授業のディスカッションではクラスメイトの発言が聞き取れない上,何を話せばよいのかわからず,発言がなかなかできませんでした。予想していたよりも難しい授業に少しストレスを感じていましたが,大学で出会ったドイツ人留学生にかけてもらった「英語が聞き取れなくてもお前が悪いわけではない。たとえ聞き取れなくて聞き返しても怒らないから。」という言葉をきっかけに,ネガティブだった気持ちを切り替え,あきらめずにできるところまでは挑戦してみることにしました。まず予習?復習は欠かさず行いました。分からないところは自分で調べ,それでも分からない場合は教授やクラスメイト,ルームメイトに尋ねるようにし,疑問点を減らしていきました。次に,ディスカッションやクラスで何か一言でも発言するようにしました。アメリカの授業では発言を求められる機会が多かったのですが,指名されると何か発言し,ただ座って講義を聞くだけではなく,自ら授業に参加するよう心掛け,解答が分かったときには挙手して発表しました。さらに,非常に苦手だったプレゼンテーションに関しては,人よりも早く準備に取り掛かると同時に,他学生のプレゼンテーションを見て学び,良い点を自分のプレゼンテーションに取り入れ,他者から学ぶ姿勢も大切にしました。そうすると,以前は緊張ばかりしていた授業もリラックスして参加し,少しずつ授業を楽しめるようになりました。

 また,生活面においては,異文化体験と現地の友人をつくるため,できる限り寮の外に出るよう心掛けました。課題が非常に多く,大学で開催されるイベントに参加することが難しいように感じることもありましたが,異文化体験をするために多少無理をしてでもイベントに参加し,できる限り寮に閉じこもらないようにしました。また,毎週水曜日には大学近辺にあるバーに足を運び,大学内に留まらず大学外でも英語を話す機会を自分で作りました。その成果があってか,語学力の向上はもちろんですが,アメリカに加えてドイツ,スイスをはじめとするヨーロッパ出身の学生やコスタリカ,ガイアナ出身の学生など,様々な国や地域の人と出会い,多くの素敵な友人ができました。

 多くの希望と不安を胸に渡航しましたが,出会った多くの人に支えられて非常に充実した留学生活となりました。次は,派遣先で出会った友人が卒業する前に渡米して再会するという大きな目標を達成するために,日々努力を続けていきたいです。

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