本文
所属:保健福祉学部保健福祉学科理学療法学コース 職位:教授 学位:障害科学博士
研究室:県立広島大学三原キャンパス4431号室
研究内容:https://researchmap.jp/7230053
我々はこれまで,関節の不動を直接的な原因として発生する関節可動域制限に関して,疾患の影響,不動時間の影響,組織の機能的?器質的変化,重力の影響などの切り口により解明を進めています。
廃用症候群に関する評価および治療に関する研究
関節可動域制限の発生は,日常生活を送る上で当たり前に実施可能である立ち上がりや歩行などといった基本的動作の遂行を制限します。公益社団法人日本理学療法士協会理学療法白書委員会がまとめている1990~2010年までの理学療法実態調査報告をみると,関節可動域の障害は常に理学療法の対象障害の上位3位以内にあがっています。また,関節可動域制限発生に要する期間について,2週間以上ICUに入院した患者の1/3以上に関節可動域制限発生が見られたと報告されおり,関節可動域制限は発生が早いのが特徴です。今後も,関節可動域制限に関する予防?治療に関する研究は,障害者の社会復帰を進める上でも解決すべき重要な課題です。
理学療法士
廃用症候群,関節可動域制限,生活不活発病,