本文
主な担当科目 :福祉住環境論,居住政策論
研究キーワード:町並み保存 居住支援
趣 味 :旅行、ドライブ
授業「福祉住環境論」の紹介
医療や福祉の専門職は、高齢者や障害のある方々が自宅で生活し続けていくための住宅改修のお手伝いをすることがあります。病気や障害によって、求められる住宅改修は異なります。また、ご本人の年齢やご家族の状況によって、様々な配慮が必要になってきます。そして、住宅改修の工事を行う建築関係者など医療や福祉以外の専門職とも協働していかなくてはなりません。様々な知識を学ぶとともに、グループで事例検討を行って、知識を身につけていきます。
吉田ゼミでは3年生の後半から卒業論文の書き方を学び、テーマ決めなどを行い、4年生で調査研究を行っています。卒業生はそれぞれの関心ごとを深め、様々なテーマで卒業論文に取り組んでいます。いくつかをご紹介します。『三原市本町の空き家の現状と課題に関する研究』『知的障害者の加齢に伴う変化に対する支援の現状と課題-就労継続支援事業所を対象として-』『特別養護老人ホームの看取り介護の現状と課題』などです。
人間福祉学コースでは専門職として行政や法人、病院等に就職する学生だけでなく、一般企業に就職する学生がいます。人間福祉学コースでの実習とグループワークは、一般企業で働く力を養うことができます。実習は大変ですが、年齢や立場の違う人々に出会い、相手の立場を理解したり、他と協働して働く力や意識を育てることができます。また、授業や演習で、グループワークによる事例検討を行い、発表をします。そこでは自分の意見を自分の言葉で発言しなくてはなりません。回数を重ねるごとに、意見をいうことができるようになってきます。福祉の専門職を養成するカリキュラムではありますが、社会福祉学や精神保健福祉学の知識や技術が一般企業においても大いに役立ちます。