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所属:保健福祉学部保健福祉学科看護学コース 職位:助教 学位:修士(看護学)
研究室:三原キャンパス3409室
E-mail:kamosita@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/read0205031
主に発達障害児の生活習慣病予防の看護に取り組んでいます。自分ひとりだけで生活を送ることが難しい小児が家族とともに規則正しい生活習慣を送れるよう発達の特性を考慮した環境づくりや支援を研究しています。
発達障害児の肥満改善の看護の開発、小児看護教育の開発、慢性疾患児の看護の開発、
主として、学齢期?思春期の発達障害児の肥満改善看護のプログラム開発を行っている。これまで、発達特性や生活環境を分析し、食習慣や運動習慣、ストレス調整を本人だけではなく、家族や学校を含め調整や支援をすることで肥満の改善につながるプログラムを開発した。しかし、運動習慣が身につくケースが少なかったため、現在は、主に運動習慣を取り入れた生活を送れる支援を明らかにすることを目的に、活動量計を用いた生活指導などの成果を検討している。
授業は主に「小児看護」に関する科目を担当している。子どもの健康や看護に関心のもつ学生だけではなく、小児と接する機会が少なく小児看護に不安をもつ学生でも、小児看護(小児の発達、小児をとりまく環境などの小児の理解や倫理的問題を考えた看護援助など)の課題を明確にしながら学修していく教育プログラムの開発に取り組んでいる。
卒業研究では、「発達障害児の看護」「Ⅰ型糖尿病の子どものサマーキャンプ」「小児の入院につきそう家族の生活の現状と課題」など、学生が関心をもつ小児看護に関するテーマに取り組んでいる。
主に本学附属診療センター発達外来をフィールドとして、医療や看護が必要となる発達障害児の看護を検討している。特に、肥満など生活習慣病につながる症状をもつ小児の特性やその家族の状況をふまえた看護実践の開発を行っている。「食べる」「運動しない」などの問題行動だけに目を向けず、発達障害の特性を捉え生活行動を理解し自己肯定感を支える看護(支援)をすることで、患児とその家族の生活の改善や生活習慣病の改善につながることが分かってきた。しかし、継続的な支援が必要となるケースが多く、今後、不登校でもライフステージに応じた健康相談を受ける場の確保など継続した看護の方策を検討していきたい。
連携?協力先としては、医療施設(病院、クリニック)や児童発達支援に関係する福祉施設、教育施設があると考える。