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所属: 生物資源科学部 生命環境学科環境科学コース 職位:教授 学位:博士(工学)
研究室:県立広島大学庄原キャンパス5503室
E-mail:nishimura@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/ehe-puh/
一般的な水質分析、機器分析よる微量化学物質や環境DNAによる生物相と様々な手法を用いて網羅的な環境評価を行っています。合わせて、人間活動に伴って発生する有機性廃棄物浄の処理?処分と有効利用について技術開発を行っています。
水環境の評価?分析、生活排水処理技術の開発、有機性廃棄物の処理処分と有効利用の技術開発
GC-MSやLC-MSなどによる微量化学物質の一斉分析と環境DNAに代表される遺伝子解析を用いて化学的手法と生物的手法を合わせて環境を網羅的に把握?評価しています。また、発酵微生物などによる未利用資源の有効活用技術の高度化を目指した研究を行っています。
人が健康で健全に生活して行く上で、様々な化学物質が作られ使用されています。それらがどの様に使用され、生物の活動の場にどの様な影響を及ぼしているのか?を継続して探り続けることは、人が地球上で生きて行く上で必須の事柄です。これは、言わば、環境の健康診断です。様々な場所における化学物質の量を知るためには、高精度の機器分析装置が必要です。また、目に付かない所で活動しているかもしれない生物を網羅的に把握する手法として、環境中に残存しているDNAが活用できます。一方、人が安心して生活するために廃棄物は衛生的に処理されています。下水や食品産業排水などの有機物を多く含む排水は、微生物によって処理されていますが、処理に伴って増えすぎた微生物も、有機的な廃棄物になります。これら、人の活動に伴って廃棄される有機性廃棄物は、微生物を活用して上手に変換すれば肥料やエネルギー等の有価物に変換できます。不適切に作られた有機性肥料は、ごみを田畑に捨てていることと同義です。有機性肥料の良し悪しの評価や上手に有価物に変換するためには、微生物の働きを把握することが必要です。これらを行うには、化学、生物学や物理学の知識を総動員し、実験手法として利用できる知恵を持つ事が必要です。
*県行政等との関わり:広島県環境審議会 委員、広島県環境影響評価 技術審査会委員、(一財)広島県環境保全公社 評議員、広島県地球温暖化防止活動推進センター 運営委員会委員、(公社)広島県環境保全センター 浄化槽検査委員会委員 他、他に市町委員有り
*受託?依頼研究等:ワインの劣化に関する評価、どぶろくの品質評価、カキ殻を用いた消毒剤の開発、有機性肥料化技術の高度化に関する研究、バイオガス化技術の高度化に関する研究、カキ養殖に伴う環境負荷低減に関する研究、堀豪の浄化に関する調査、ため池の水汚濁に係る調査、ドリフトを含めた河川の水質汚濁に係る調査、など
特開2011-205989 植物土壌病害を軽減する微生物及びその微生物を活用した機能性コンポスト
太田 欽幸, 藤原 多見夫, 実岡 寛文, 長岡 俊徳, 西村 和之, 香口 哲行, 伊藤 純樹, 原 敬和, 延安 弘行
水圏プランクトン?微生物産生毒素の分析方法、および分析装置
微量化学物質の一斉分析、MVOCs、環境DNA、肥料化、バイオガス化、MFC