田中ゼミの紹介
研究室のテーマ
「認知?情動機能」を基本テーマに,これらが日常生活の遂行能力に与える影響やリハビリテーション?介護予防への応用について研究しています.現在は,認知症に移行するリスクの高い高齢者の認知フレイル予防のための基礎研究として,脳波測定や経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いた高齢者の脳活動特性の探索および健常成人を対象とした関連研究を行っています.
ゼミのテーマは学生自身が取り組みたいことを尊重していますので,高齢者の介護予防や健康寿命延伸に関連するものから,認知心理学研究や手の運動機能に関する研究まで幅広い内容に取り組んでいます.
脳波測定 フレイル予防教室の様子
ゼミテーマ
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- ICTを活用した高齢者の「意味のある作業」への遠隔アプローチ
- 就寝前のSNSアプリ使用制限は睡眠の質を向上するか?
- 余暇時間における趣味活動と高齢者の生きがい感の関係性研究
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- 高齢者の食習慣と主観的記憶障害(Subjective memory complaints)に関する予備的研究
- 臨床実習経験が作業療法学生のコミュニケーションスキルに対する自己認識に与える影響
地域貢献
現在取り組んでいる地域貢献活動です.
- 高齢者を対象とした健康教室:地域在住の高齢者の方々を対象に,健康増進?フレイル予防を目的とした三原市主催の健康教室の講師を務めています.
- (特別)養護老人ホーム?デイサービスでのリハビリテーション:三原市内の高齢者施設の非常勤作業療法士として作業療法評価や個別作業療法,集団体操を行っています.
研究業績
研究論文(直近5年)
- Tanaka, M., Yamada, E., Yamasaki, T., Fujita, T., Nakaniwa, Y., Ogata, K., Nakazono, H., Maekawa, T., & Tobimatsu, S. (2023). Asynchronous neural oscillations associated with subliminal affective face priming in autism spectrum disorder. Neuroreport, 34(3), 150–155. https://doi.org/10.1097/Wnr.0000000000001871
- Maekawa, T., Kuroki, T., Tanaka, M., Ogata, K., Yamasaki, T., Matsubara, T., & Tobimatsu, S. (2023). Effects of spatially filtered fearful faces and awareness on amygdala activity in adults with autism spectrum disorder: A magnetoencephalography study. Neuroscience Letters, 800, 137135. https://doi.org/10.1016/j.neulet.2023.137135
- Tanaka, M., Yamada, E., Maekawa, T., Ogata, K., Takamiya, N., Nakazono, H., & Tobimatsu, S. (2021). Gender differences in subliminal affective face priming: A high-density Erp study. Brain and Behavior, 11(4), e02060. https://doi.org/10.1002/brb3.2060
- Takamiya, N., Maekawa, T., Yamasaki, T., Ogata, K., Yamada, E., Tanaka, M., & Tobimatsu, S. (2020). Different hemispheric specialization for face/word recognition: A high-density Erp study with hemifield visual stimulation. Brain and Behavior, 10(6), e01649. https://doi.org/10.1002/Brb3.1649
- 山田絵美, 田中睦英, 山崎貴男, 藤田貴子, 飛松省三. (2018). 自閉スペクトラム症におけるヒト情動視覚路のサブリミナル?プライミング効果:曖昧恐怖顔を用いた事象関連電位研究. 発達研究, 32, 189–194.
外部資金
- 文科省科学研究費(基盤C):経頭蓋磁気刺激と脳波周波数解析によるコグニティブ?フレイルの神経基盤の探索(研究代表者)(2022〜2024年度)
その他,詳細は研究者紹介またはresearchmapを参照して下さい.