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高木 雅之 (准教授,作業療法士) 作業科学,地域作業療法
人が作業を通して成長し、より健康や幸せになるために必要な知識や理論を生み出す研究を行っています。作業をすること、作業の経験を振り返ること、作業の経験を他者と共有することの意味や効果を探求しています。
このページでは卒業研究と地域活動について紹介します。その他の研究活動についてはリサーチマップや研究者紹介をご覧ください。
ゼミでは学生が興味のあるテーマを見つけます。学生自身が知りたいと思うことを大切にして研究しています。作業の意味や効果、作業バランス、作業の満足度、作業の発展プロセスなど、作業に焦点を当てた研究が中心です。また作業をする効果だけではなく、日記や写真などを使って作業をした経験を振り返ったり、経験を他者と共有することで生まれる変化についても調べています。対象は年齢や障害の有無に関わらず、子どもから高齢者まで含みます。研究するテーマはそれぞれ違っても、ゼミの学生はお互いに助け合いながら研究を進めています。
過去の研究テーマ
年度 |
研究テーマ |
2024 |
アロマライフが大学生の気分状態と精神的健康状態に与える効果ーランダム化比較試験ー 植物を楽しむ生活が大学生の精神的健康状態と作業有能性に与える効果ーランダム化比較試験ー |
2023 |
児童館でボランティア活動をする高校生の経験 記録することが大学生の作業の遂行度,満足度,活力感に与える効果 |
2022 |
園芸が大学生における植物との心理的距離と精神的健康状態に与える影響 グラウンドゴルフの意味ー三原市内の競技者に対する調査 広島県内における作業療法士と小学校教職員との連携の課題と意義 |
2021 |
食事の価値観に合わせた介入が大学生の食事時間の満足度と主観的QOL に与える効果 ビデオ通話を使った作業への介入がセルフマネジメントスキルに与える効果 地域在住男性高齢者の生きがいと呼べる作業との出会いと継続 |
2020 |
地域在住中高年者の要介護状態への備えの実施度に関連する要因 地域在住中高年者が作業的備えの実施状況を確認するための自記式チェックリストの作成:内容的妥当性 及び 因子的妥当性の検証 |
2019 |
大学生が活動日記を用いて日々の作業経験を振り返る効果~ランダム化比較試験~ 地域在住高齢者の1日で最も印象的だった作業の満足度と1日の満足度,日頃の活動満足度,生活満足度の関連 遊びにおける子どもの楽しさを構成する要素に関する探索的研究 |
2018 |
趣味が形成される過程での経験 作業バランスに焦点を当てた個人プログラムが作業遂行とQOLに与える影響 シニア世代に対する携帯電話スキルアッププログラムの効果 |
2017 |
高齢者の日々の満足度に影響を与える作業の経験-地域高齢者の日記と語りの分析- |
2016 |
料理における認知ストラテジー |
地域住民の健康増進を図るために、ものづくり教室や生活充実講座を開催しています。どなたでも参加できるので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。
ものづくり工房作らの紹介チラシ [PDFファイル/595KB]
【動画】ものづくり教室の様子1(三原市チャンネル)
【動画】ものづくり教室の様子2(三原市チャンネル)